NEWS & REPORT
許可が取れても、お金が続かなかった。
だから私はFP2級を取りました。
横山輝明 / 行政書士あおばと合同事務所
横山輝明(テルです)。
運送業を始めるとき、いちばん怖いのはお金のことだと思います。
許可が取れても、車両ローン・人件費・燃料費——開業直後はお金が出ていく一方です。現場28年でそういう現実を何度も見てきました。
だから私は、行政書士になってからもFP2級の勉強を続けました。許可を取るだけじゃなく、資金の相談にも答えられるようになりたかったから。
先日、その試験に合格しました。
📋 この記事でわかること
- なぜ行政書士がFP2級を取るのか
- 運送業許可+創業融資のセット対応について
- 運送業開業にかかる資金の目安
- 現場28年の経験がFP試験でも活きた話
正直、完全に落ちたと思った
FP2級の学科は6科目。リスク管理、金融資産、ライフプランニング、タックスプランニング——この4科目は手応えがなかった。「あ、これはダメだ」と思いながら解いていました。
でも最後に逆転してくれたのが不動産(9点)と相続(8点)。
不動産は宅建士の知識がそのまま使えました。相続は行政書士の勉強が直結した。資格が資格を助けてくれた、そんな感覚です。
試験会場は平塚のテストセンター。3級のときも同じ場所で受けたので、なんとなく縁を感じています。
📋 現場28年チェックポイント
危険物輸送の経験で「リスク管理」の感覚は身についていた。でもそれをお金の言葉に変換するのがFPの難しさ。現場の肌感覚と数字、両方を意識しながら日々勉強しています。
許可より大事なのは「開業後に資金が回るか」
運送業の許可申請では「許可が取れるか」が注目されます。でも実際に重要なのは開業後にお金が回るかどうかです。
車両・車庫・人件費——運送業は開業前からお金がかかります。許可取得と同時に資金計画を立てておかないと、せっかく許可を取っても資金が続かなくなる——そういうリスクがあることを、業界の専門書や先輩行政書士からの話で学びました。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士として、創業時の資金計画や返済計画まで見据えたサポートができるようになりました。日本政策金融公庫の創業融資に関する事業計画書作成支援や申請サポートも含め、許可取得から資金計画まで一貫して動けます。
運送業の開業、実際いくらかかるのか
「許可を取りたいけど、お金がいくら必要かわからない」——相談でいちばん多い質問です。
目安としては以下のとおりです。
| 車両取得費(中古トラック1台) | 100万〜500万円 |
| 車庫(賃借の場合・月額) | 3万〜15万円 |
| 事務所(賃借の場合・月額) | 3万〜10万円 |
| 登録免許税 | 12万円 |
| 保険料(任意保険・年額目安) | 30万〜80万円 |
| 運転資金(目安) | 2,000万円前後 |
運転資金だけで2,000万円前後が必要になるケースもあります。車両・車庫・諸費用を含めると、相当な額の資金準備が求められます。
だからこそ、日本政策金融公庫の創業融資を許可申請と並行して動かすことが重要です。許可が下りてから融資を考えていては遅い——申請の準備段階から資金計画を立てることで、開業後の資金ショートを防げます。
📋 現場28年チェックポイント
運転資金は「3ヶ月分あれば大丈夫」と言われることがありますが、運送業は売掛金の回収サイクルが長い業種です。余裕を持って6ヶ月分を目安にすることをおすすめしています。運送業界の実態として、専門家の間でもよく言われる数字です。
あおばと合同事務所にできること
✅ 運送業許可申請(一般貨物自動車運送事業)
✅ 創業融資支援(事業計画書・創業計画書作成)
✅ 開業後の資金計画・返済計画のご相談
現場28年/行政書士/宅建士/2級FP技能士
