横山輝明です。神奈川県大磯在住、行政書士あおばと合同事務所の代表行政書士です。
「運送業の許可、自分で取れますか?」
これ、気になりますよね。率直に答えます。
取れます。でも、かなりの時間が奪われます。途中でやめる人もいます。
理由は「難しいから」じゃなくて、「めんどくさすぎるから」です。
この記事では、自分で申請しようとしたときに何が起きるか、現場経験28年の行政書士が率直に書きます。怖がらせたいわけじゃなく、本当のことを知ってほしいから書きます。
危険物輸送を7年経験してきたので、緑ナンバーに替えることが現場にとって何を意味するか、書類の外側にある話もできます。
📋 この記事でわかること
- 自分で申請すると何が起きるか(リアルな話)
- 特に難しいポイント5つ
- 「自分でやる」と「頼む」を比較したとき
- 現場28年が思う、正直な結論
まず「申請書類の多さ」に驚く
関東運輸局に提出する書類、何種類あると思いますか?
事業計画書・宣誓書・登記事項証明書・残高証明書・車庫の図面・営業所の図面・賃貸借契約書・運行管理者の資格証明・整備管理者の資格証明・役員全員の履歴書…
ざっとこのくらいは当たり前。法人か個人かによっても変わります。
「揃えればいいじゃん」と思いますよね。でもそれぞれに細かい条件があります。
✅ 現場28年チェックポイント
残高証明書の取得時期は管轄の運輸支局によって取扱いが異なります。自己資金の計算方法を間違えたまま取得すると、金額が足りなくて取り直しになることも。再取得には手数料がかかります。こういう「ちょっとした罠」が書類ごとにあります。
特に難しいポイント5つ
① 自己資金の計算が複雑
「お金がある」だけじゃダメ。車両費・保険料・人件費・燃料費…6か月分の運転資金を計算して証明しなきゃいけない。計算方法を間違えると不許可になります。
② 車庫の場所に厳しい条件がある
「広ければいい」わけじゃない。用途地域・前面道路の幅員・営業所からの距離…全部クリアしないといけない。借りる前に確認しないと契約してから使えないことも。
③ 運行管理者・整備管理者の確保
試験に合格した人を確保しないと申請できない。社長1人じゃ足りないケースもある。「試験受けてから申請しよう」と思ったら実施時期が限られているため、早めに確認が必要です。
④ 役員法令試験がある
法人の場合、役員が法令試験に合格しないと許可が下りない。2回落ちると申請が却下される。勉強しなかった人が何人も泣いてます。
⑤ 申請してから許可まで時間がかかる
書類を出してからも待ち時間がある。一般貨物の標準処理期間は通常3〜5か月ですが、補正(書類の直し)が発生すると更に長引きます。事業開始予定が大幅にずれることも珍しくない。
「自分でやる」vs「頼む」を比べてみる
| 自分で申請 | 行政書士に依頼 | |
|---|---|---|
| 費用 | 諸費用と登録免許税12万円のみ | 報酬(諸費用込み)+登録免許税 |
| 時間 | 書類作成だけで数十時間 | 打ち合わせと書類収集のみ |
| 補正リスク | 高い(初めてだから) | 低い(経験でカバー) |
| 不許可リスク | ある | 事前確認でほぼ防げる |
| 許可後のサポート | 自分で調べる | 相談できる |
費用だけ見ると「自分でやったほうが安い」に見えます。でも補正で何往復もしたり、不許可になって最初からやり直したりすると、時間も精神力もすり減ります。
⏱ 「無料」には時間というコストがかかっています
ネットで調べれば情報はタダで手に入ります。でも、その情報を集めて、読んで、理解して、書類に落とし込む時間は無料じゃない。多くの人がここに気づかないまま、何十時間もかけて申請に挑み、途中でやめていきます。時間はお金です。動き出せない時間も、事業のコストです。
それに、許可を取ってからが本番です。巡回指導・事業報告書・変更届…続きますから。
私が大切にしている考え方
私は水道工事13年、古紙回収8年、危険物輸送7年と、ずっと現場にいました。
書類を作るだけなら、正直誰にでもできます。でも私が大事にしているのは、「許可を取ること」じゃなく「事業を動かすこと」です。
🚛 私が現場にいたから言えること
危険物を7年運んでいたとき、一番怖かったのは「書類と現場が合わない」ことでした。書類上は完璧でも、実際の運用ができなければ意味がない。巡回指導で指摘されて、営業停止になったら終わりです。だから私は、書類を作る前に、現場が回るかどうかを一緒に考えます。
許可が下りたあと、ドライバーが安心して走れるか。点呼は回るか。整備は間に合うか。そういう話を、最初の打ち合わせでします。
運送業の許可を取ろうとしている人の気持ちは、よくわかります。「とにかく早く走り出したい」「余計なお金は使いたくない」。その気持ちは本物だと思います。
だからこそ正直に言います。
「やってみてダメだったら頼む」は、時間を捨てるのと同じです。
申請には準備期間が必要です。書類を揃えて→提出して→審査(通常3〜5か月)。この時間は取り戻せません。最初から正しいルートを選んだほうが、結果的に早く動き出せます。
さらに注意が必要なのが「途中まで自分でやって、途中から行政書士に頼む」パターンです。誤った方向で進んでしまった書類の修正・作り直しが発生し、最初から依頼するより費用がかかるケースがあります。
詳しくは事務所理念のページをご覧ください。
私があなたに約束できること
✅ 現場目線で事業計画を見ます
書類だけ作って終わりじゃなく、「この車庫で本当に回るか」「ドライバーの確保は現実的か」まで一緒に考えます。現場を知っているから、書類の向こう側が見えます。
✅ 許可後も相談できる関係を作ります
許可が下りたあとも、巡回指導・変更届・事業報告書…やることは続きます。「これ、どうすればいいの?」と思ったとき、LINEで気軽に聞ける関係でいたいと思っています。
✅ 無理な営業はしません
自分でやれる人には「やってみたらいいですよ」と言います。逆に、リスクが高いときは正直に言います。無理に依頼を取りたいわけじゃなく、あなたの事業が失敗しないことが一番大事だから。
💡 こんな人に選ばれています
- 「書類だけじゃなく、現場のことも相談したい」
- 「許可を取ったあとも、気軽に聞ける人がいい」
- 「現場をわかってる人に頼みたい」
- 「正直に話してくれる人がいい」
私は「書類屋」ではなく、「事業を一緒に作る人」でいたいと思っています。
「自分でやるか、頼むか」まず話を聞かせてください。
費用・期間・準備すること。あなたの状況に合わせて正直に話します。LINEで気軽に相談できます。神奈川エリア全域対応。もちろん無料相談です。
行政書士あおばと合同事務所│代表 横山輝明

